施工期間が限られた現場条件下で採用となった箱型擁壁 壁高8m*延長42m

施工例・実績

施工例

妙高市道苗名滝川街道線道路改良工事

施工期間が限られた現場条件下で採用となった箱型擁壁  壁高8m*延長42m
この現場は、長野県との県境に位置しており関川の右岸側は長野県になります。この現場の先に苗名滝という景勝地があり、この現場周辺にはスキー場、ゴルフ場、温泉街、遊園地等、四季を通じて遊べるリゾート地となっています。
当初大型ブロックで設計になっていましたが、現場は1年のうち約半年しか施工期間が無く、箱型擁壁が最も早く施工可能であることで採用となりました。
今回一番の悩みは設計条件の選択でした。他の現場でも有りがちなことですが事前に三軸圧縮試験等のデータが無く結局自費で土質調査を依頼して設計数値を決定しました。この工法にとって特に粘着力は非常に重要な条件項目であり、今思えば調査してよかったと感じています。
施工は、当初設計の大型ブロックに比べて現場打設コンクリートが不要になり養生待ちや段取り替えが無いことで工程通りに進み、施工業者樣、発注者樣からも喜ばれ、出来栄えも良く仕上げて頂きました。


使用現場 現場状況 切り土・盛り土 緑化
道路改良 直線 切り土 無し

現場担当営業からの意見

箱型擁壁採用ポイント コンクリート不使用
施工ポイント 豪雪地帯であり施工可能期間が短かった事から現場打ちコンクリートの利用を極力少なくした施工を求められました。本工法はこの様な条件に最も適した工法だと感じました。
設計ポイント 条件設定が不明確だった為自費で土質試験(三軸圧縮試験)を実施してC,φを決定し設計を行った。