北海道 北海道新幹線で箱型擁壁が使われました

施工例・実績

施工例

北海道 北海道新幹線で箱型擁壁が使われました

北海道新幹線 新湯の里通信機器室新築工事
北海道新幹線開業に向け新青森~新函館北斗間の工事も佳境に入ってきました。そんな折、通信機器室新築工事受注の札建工業㈱様より設計、施工のご相談を頂きました。それは、建物位置が変更となり、工期が無く、土質に難があるなかでの擁壁の設計と施工に関することでした。現場状況を考慮して迷わず箱型擁壁をご提案しました。しかし箱型擁壁は、鉄道総合研究所認定外であり納入実績も無いため採用が難しいと思っていましたが、札建工業㈱様とJR北海道・鉄道運輸機構様へ箱型擁壁の安全性説明をさせていただき、本線から離れ小規模構造とし許可を頂きました。品質と工程管理が非常にシビアでしたが、全力で対応し無事工事が完了いたしました。その後、鉄道運輸機構様からも好評価を頂き機構発注の現場にもご採用していただけることになりました。


使用現場 現場状況 切り土・盛り土 緑化
建築工事外構 直線・折点 盛り土 無し

現場担当営業からの意見と感想

箱型擁壁採用ポイント 施工が早い・コンクリート不使用・技術審査証明
施工ポイント 宅盤の用地界に設置される擁壁であった。隅角90°が伴うため設置順序の指示。地盤改良及び背面土置換えを併用するため設計強度を満足する品質管理に立ち会った。
設計ポイント 建物位置が工期終盤で変更となった。要件を満たす平面レイアウトや擁壁の設置位置等、計画の再協議から打合せとなった。地盤改良、壁勾配を立てる、防護策等の複合した擁壁設計となった。