施工例
山形県山形市大字門田地内
道路線形に合わせ、景観に優れた山形白鷹への狐越街道 壁高8.5m*延長40m
この道路は曲線部分を拡幅する計画でしたが、設計を検討する上で2つの制約がありました。
①(山形県県民の森)へ観光バスを通すので片側交互通行が可能な掘削勾配で施工すること。
②壁高がH=8mを超えるため、安定計算で地震時の検討が必要になること。
以上の点をふまえて大型積ブロックと比較しました。比較検討の結果、震災直後に生コンの需要が高まり、供給不足となりました。価格も高騰していおり、地震時の検討で大型ブロックは控え厚が多くなり生コンを大量に使用することとなりました。経済面で生コンをほとんど使用しない箱型擁壁が安価となりご採用いただきました。
使用現場 |
現場状況 |
切り土・盛り土 |
緑化 |
道路改良 |
曲線 |
切り土 |
無し |
現場担当営業からの意見
箱型擁壁採用ポイント |
曲線施工・経済性・施工が早い |
施工ポイント |
土質試験を実施し設計定数を確認、その後基礎底面を掘削したが粘性土が現れ支持力が不足、地盤調査を実施し地山側の掘削影響を考慮し最下段にトップベース工法を採用した、現場打ち作業の遅延もなく、早期に片側通行を開放でき景観にも配慮された道路となった。 |