施工例
壁高17.5m 大規模調整池で採用された箱型擁壁
当該現場は新名神高速道路の雨水処理として、新四日市ジャンクション付近の大規模調整池に箱型擁壁を採用していただきました。当初設計は現場打ちの逆T擁壁でしたが、工期的に部分開通に間に合わないという理由からゼネコン様より声をかけて頂き、大型ブロック、逆巻き工法との比較で構造性と経済性で箱型擁壁が有利となり、採用に至りました。複雑な線形のため、勾配と施工延長の変更が発生したましたが、小段幅や延長合わせの調整コンクリートの変更が容易に出来ることにより、滞ることなく完成し2016年9月開通となりました。
発注者 : |
中日本高速道路株式会社 |
工事名 : |
名神高速道路四日市中工事 |
現場住所: |
三重県四日市市 |
竣工時期: |
2016年4月 |
施工規模: |
壁高:18m 延長:333m |
施工面積: |
3983㎡ |
使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
調整池 |
Φ=38.1kN、c=11.0KN、γ=18.3KN |
5分(下5段は7分) 切土・直線曲線混在 |
現場担当営業からの意見と感想
箱型擁壁採用ポイント |
施工が早い。経済性に優れている。 |
施工ポイント |
小段幅、施工延長が変更になっても現地合わせが容易。
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設計ポイント |
各地層毎の土質定数を安定計算に反映させ、17.5mの高壁高でも経済的な擁壁が提案出来た。
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