湧水処理が課題となった、山間部曲線擁壁の施工現場

施工例・実績

施工例

湧水処理が課題となった、山間部曲線擁壁の施工現場


当該現場は長野県と岐阜県の県境にある大桑村にあります。 背面より湧水が多く擁壁を構築するに当たり透水処理に長けた製品が求められていました。箱型擁壁は単粒砕石を箱体に詰めて施工するため排水性に優れていることがご採用いただく大きなポイントになりました。
また、道路の線形がカーブのため曲線施工が必要で山間部のため現場での加工を避けたいとのご要望もありました。箱型擁壁の曲線施工は製品を反転することで容易に構築でき施工性での優位性もあらためて感じました。さらに生コンを使用しないため山間部での施工が容易で、工期短縮が期待出来ます。
おかげさまできれいなカーブに対応して擁壁を構築することができました。

発注者 : 長野県木曽建設事務所 様
工事名 : H28社会資本総合交付金
(広域連携)工事
現場住所: 木曽郡大桑村
竣工時期: 2016年4月
施工規模: 壁高:5m 延長:26.2m
施工面積: 137㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
道路改良Φ=36.3、c=4.0、γ=16.87、kh=0.125分・曲線


現場担当営業からの意見と感想

 
箱型擁壁採用ポイント 排水性能に優れている。曲線施工が容易である。
施工ポイント 背面からの湧水を壁体材の単竜砕石を通し基礎部のドレンパイプですべて排水できた。
設計ポイント 10%近い縦断勾配で、内Rの曲線で積み上げる線形のため割付に苦労した。