山間道路を支え豪雪にも耐えられる箱型擁壁!

施工例・実績

施工例

山間道路を支え豪雪にも耐えられる箱型擁壁!


施工現場は、福井県福井市から石川県小松市に至る国道416号線の山間を通る道路新設区間です。(勝山市野向町横倉)急傾斜地のため、盛土の土留め擁壁として箱型擁壁を検討しました。冬季は積雪が4m以上にもなり通行止めが実施される地域ですが、箱型擁壁は粘着力も考慮して設計する事で他工法と比較し断面がスリムなため最も経済性、安定性、施工性に優れている点を評価され採用に至りました。また、山間部ということで道路の線形がカーブが多いため、曲線部にフレキシブルに擁壁を構築できる点も高評価となっており、同じくフレキシブルに設置できるプレキャストガードレール基礎と併せて施工しました。今回の工事により国道416号線が全線開通となりました。こちらの現場は秋季には紅葉が色づく自然に囲まれたところなので是非お越しください。新しい道路と美しい風景で快適なドライブが期待できます。

発注者 : 福井県奥越土木事務所 様
工事名 : 道路改良工事(防災)・
安全交付金
現場住所: 福井県勝山市野向町横倉
竣工時期: 2017年8月
施工規模: その1:壁高:10.0m 延長:22.5m
その2:壁高:8.4m 延長:34m
施工面積: その1⇒183㎡、その2⇒184㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
新設道路Φ=30.0kN、c=10KN、γ=19.0KN5分・曲線・切盛混在・Lタイプ


現場担当営業からの意見と感想

 
箱型擁壁採用ポイント 曲線部にフレキシブルに対応した擁壁が構築可能!
施工ポイント 豪雪地帯での計画で、想定する積雪深はHs=4.0m、荷重に変換するとqw=14kN/m2の大きな荷重に耐える必要があった。粘着力を考慮した設計により対応可能となり、より経済的な断面でご採用に頂きました。
設計ポイント 岩着基礎部において想定していた高さより浅い所に岩層が出たため壁高を変更する必要があったが、詳細な確認検討を必要とせず容易に壁高変更の対応が出来て助かった。