施工例
林道の災害復旧工事に敷設された箱型擁壁!
当該現場は林道の災害復旧工事でしたが、2018年夏の豪雨災害で再び道路が流され運搬トラックが現場まで侵入できませんでした。そのため片道2kmをクローラーダンプで製品と資材を搬入しました。現場はヘアピンカーブで、しかも沢筋に有るため豪雨で道ごと流さました。中央に沢筋の流れを通すため暗渠を設けコルゲートフリュームで流し、箱型擁壁を扇状に敷設して箱型擁壁上部に法面を設けて道路を構築する構造でした。扇状カーブの線形で縦断勾配も敷設する際に考慮する必要がありました。施工中にも台風や豪雨の影響で度々中断し、その都度流された道路を復旧しながらの難工事でしたが、きれいな線形の擁壁が完成しました。
発注者 : |
中部森林管理局 様 |
工事名 : |
入道沢林道災害復旧工事 |
現場住所: |
上田市西内国有林1179ほ林小班ほか |
竣工時期: |
2018年10月 |
施工規模: |
壁高:5m 延長:28m |
施工面積: |
140㎡ |
使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
災害復旧 |
Φ=30KN、c=8.0KN、γ=18.0KN |
5分・盛土・直線・Lタイプ |
現場担当営業からの意見と感想
箱型擁壁採用ポイント |
2kmの小運搬、生コンを持ち込めない現場に敷設した箱型擁壁! |
施工ポイント |
林道の災害復旧のため2kmの小運搬が必要でした。箱型擁壁以外の製品では敷設できない現場でした。 |
設計ポイント |
平面図でも扇状、展開図でも扇状の形状で、縦断勾配もある複雑な設計となりました。当初の状況が二次災害により流され、再度測量を行いながら再設計となりました。現場のご協力によりきれいな線形の擁壁となりました。 |