施工例
砂防堰堤への管理用道路 S字カーブにもしっかりと対応
当該現場は、土砂災害対策で計画された砂防堰堤への管理用道路工事の案件でした。擁壁の計画箇所は道路の線形がS字に曲がっていることに加え、擁体背面側からの湧水が懸念され、対応策が設計段階でポイントとなっていました。施工段階では、箱型擁壁の特徴であるフレシキブル性により、元々の地形を活かし自然な曲線に対応した施工を行って頂きました。また、擁壁端部の処理もブロックを反転することで対応する箱型擁壁の施工性の良さに好評を頂き、スッキリとした仕上がりとすることも出来ました。
施工段階で現場内に確認された滝の存在が施工時の問題となりましたが、協議をし一部設計変更を行いながらも無事に竣工しました。
発注者 : |
国交省中国地方整備局 太田川河川事務所 様 |
工事名 : |
広島西部山系1号管理用
道路工事 |
現場住所: |
広島県廿日市市原地内 |
竣工時期: |
2016年5月 |
施工規模: |
壁高:7.5m 延長:40m |
施工面積: |
245㎡ |
使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
管理用道路 |
Φ=35.0kN、c=0KN、γ=20.0KN |
5分積み 切土・S字曲線 |
現場担当営業からの意見と感想
箱型擁壁採用ポイント |
排水性能に優れている。曲線施工が容易である。 |
施工ポイント |
擁壁の端部の施工、ブロックを反転で対応できる施工性の良さ。 |
設計ポイント |
背面からの湧水対応、道路法線がS字への対応、施工性の良さが好評であった。 |