施工例
設計開始から10年の長期案件でも、施工は短期間で終了
本工事は民間の霊園造成工事であり、設計開始から10年以上経過してから工事発注された案件でした。幾度の設計変更の末スタートした点、さらに現場が神奈川県秦野市の中心部から離れた山中で、本当にこの工事は始まるのだろうか?ボツにならないか?と不安でした。いざ発注され現場事務所ができるとその不安は一変、タイトな納期を要求されました。しかし、規格が絞れている箱型擁壁の特性を活かし、型枠を集中して先行生産を行い、無事完納することができました。施工業者様も箱型擁壁を扱うのが初めてだったためイメージがわかず、当初色々不安がられてましたが、いざ施工がはじまるとその施工性の良さ、景観の美しさ等を喜んでいただけました。
発注者 : |
公益財団法人 相模メモリアルパーク 様 |
工事名 : |
秦野霊園造成工事 |
現場住所: |
神奈川県秦野市平沢 |
竣工時期: |
2017年4月 |
施工規模: |
壁高:9m 延長:164m |
施工面積: |
1343㎡ |
使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
法面工事 |
Φ=35kN、c=25KN、γ=21KN |
5分・切土・曲線混在 |
現場担当営業からの意見と感想
箱型擁壁採用ポイント |
施工性・景観性・経済性を評価いただきました。 |
施工ポイント |
当初未知の製品ということもあって、元請さまもいろいろと神経質になられ連日のようにお問い合わせがありましたが、いざ施工がはじまると施工性の良さに驚かれ、お問い合わせも激減しました。
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設計ポイント |
大規模な造成計画であり、切土部の擁壁として箱型擁壁を提案しました。当初は補強土・大型ブロック等工法比較の1案でしたが、施工性・景観性・経済性を評価されご採用いただきました。設計条件は、線形に曲線区間があり、階段工の設置もあったことで割付案を何通りか作成しながら提案を行いました。
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