豪雨からの安全性を担保した箱型擁壁

施工例・実績

施工例

豪雨からの安全性を担保した箱型擁壁


2018年7月に発生した豪雨は、家屋の床上・床下浸水をはじめ町内の道路や河川、田畑に甚大な被害を与えました。今回の現場はその内の1つであり、更生施設:野の花学園のグラウンド近くの町道下に幅10m/高さ12mにわたる崖崩れが発生したものでした。偶然にも崖崩れの発生した箇所の隣は、過去に箱型擁壁を設置した箇所で、豪雨による被害は皆無でした。既設の箱型擁壁が無事であったことが安全性の担保となり、災害復旧で再度の箱型擁壁採用となりました。箱型ブロックを積み上げる施工で早期の災害復旧に繋げ、また、安全性と共に景観性も確保でき、発注者様の評価は高かったように思われます。

発注者 : 筑前町役場 様
工事名 : 公災第9号 三箇山開発線道路災害復旧工事
現場住所: 福岡県朝倉郡筑前町三箇山地内
竣工時期: 2019年2月
施工規模: 壁高:12m 延長:9.6m
施工面積: 134㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
災害復旧Φ=30°、c=10kN/㎡、γ=19kN/㎡1:0.7・直線形状 切り土


現場担当営業からの意見と感想

 
箱型擁壁採用ポイント 箱型擁壁を連続させ景観性を向上させる意図でご採用いただきました。
施工ポイント 箱型擁壁の基礎部は単粒度砕石であるため、初めはレベル調整に難があった。しかし、施工を繰り返す内にレベル調整のコツも掴み、また、擁壁を積むだけの施工で、全体として施工は容易であった。
設計ポイント 既設箱型擁壁の側面の災害復旧になります。施工面でも景観的にも適した工法を選定していただきました。