施工例
駅前広場の外観性や機能性に適応した擁壁
施工現場が駅前広場のため、工事中も駅、バスの利用者が訪れる状況でした。そのため、施工スピードが要求される場所でした。また擁壁位置が折れ点が多いため、他の二次製品では現場打部が多く出てしまう難点があり、さらにバス停背面の擁壁でしたので、段差をベンチ代わりにしたり緑化をしたりして景観性の良さもコンサル様のご要望でした。ご相談を受けて、施工性が高く、折れ点も反転することで現場打部分を出さず、ベンチと緑化に追加が可能になることをご説明し、経済比較で高くなってもご採用頂きました。施工もコンクリートの養生がなくスムーズに行われ、短期間で完了しました。そのため利用者に迷惑をかける時間が少なくて喜ばれてました。今回の擁壁全体が、完成後の駅前広場にマッチした雰囲気となり、適した工法だったと思います。
発注者 : |
福岡県宗像市役所 様 |
工事名 : |
東郷駅周辺整備事業 |
現場住所: |
福岡県宗像市田熊 |
竣工時期: |
2017年3月 |
施工規模: |
壁高:2.0m 延長:52.5m |
施工面積: |
110㎡ |
使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
道路工事 |
Φ=30°、c=0kN/㎡、γ=19kN/㎡ |
1:0.8・切土、曲線混在 |
現場担当営業からの意見と感想
箱型擁壁採用ポイント |
緑化ができ、施工が早く、生コンを使用せず、曲線施工が容易。 |
施工ポイント |
駅前工事で、子供が石で遊ぶ可能性があるという事で、1段目はベンチを採用、2段目も透魂ソイルを採用し、危険防止を図っている。
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設計ポイント |
駅前の開発工事にあたり、目の前がバス停でしたので、擁壁に外観性、緑化、ベンチの設置、コンクリートが不要、コーナー対応との適した点を説明して採用になりました。低い擁壁との比較ですので概算工事費が他工法より高くなった点が唯一の欠点で比較に苦労しました。
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