糸魚川大規模火災の復興まちづくりに貢献した箱型擁壁

施工例・実績

施工例

糸魚川大規模火災の復興まちづくりに貢献した箱型擁壁


糸魚川大火は新潟県糸魚川市において2016年(平成28年)12月22日昼前から鎮火まで翌日の夕方迄約30時間続いた大火災でした。道路幅も狭く消防車の進入不能や消火用水の不足と折柄の南風により糸魚川駅前から北側約4万㎡を焼失しました。その中には昭和初期に建造された雁木造りの商店街や木造住宅等の密集地域も含まれております。終息後、災害救助法が適用され2017年8月「糸魚川駅北復興まちづくり計画」を公表。同現場は市発注道路改良工事としてブロック積みで発注されました。しかし擁壁上は民地(現在は宅地と一部駐車場)であり出来るだけ用地を確保したいことと、業者様の要望により施工が冬季となりコンクリートを必要としない工法として、隅部も容易に施工可能の箱型擁壁で施工して頂きました。

発注者 : 民間工事
工事名 : 復都市第3号市道浜町北側線ほか道路改良工事
現場住所: 新潟県糸魚川市
竣工時期: 2018年1月
施工規模: 壁高:2m 延長:84m
施工面積: 124㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
道路改良Φ=35、c=0、γ=201.0:0.7・切土、曲線形状


現場担当営業からの意見と感想

 
箱型擁壁採用ポイント ブロック積みで施工の場合、隅部の現場打ちコンクリートが必要となる、箱型擁壁は不要となる点を評価された。
施工ポイント 施工時、周辺の復興工事と重なり製品置場も狭く、その日の施工分を同朝出荷せざるをえない為対応には苦労しました。
設計ポイント ブロック積みで施工した場合、隅部は必ず現場打ちコンクリートが必要となりますがそれが不要となる箱型擁壁で提案して好評価を頂きました。