施工例
早期の竣工が可能、急速施工が出来る箱型擁壁
現在建設中のリニア中央新幹線のトンネルから排出される残土を運搬するためのバイパス工事建設が進められています。トンネル入口で小渋ダムに架かる橋の側面の法面が崩れ、早期復旧のため箱型擁壁が使われました。ダム上流に架かる橋のため、施工が早く高く積める擁壁とのご希望で採用されました。施工場所は幅が狭く高く、施工スペースが無いという悪条件でしたが、無事復旧することができました。箱型擁壁の特徴を活かし、山間部の工事でも順調に施工をすすめることが出来ました。
発注者 : |
天竜川ダム総合管理事務所 様 |
工事名 : |
平成28年度小渋ダム
土砂パイパス法面処理工事 |
現場住所: |
長野県下伊那郡大鹿村涌谷地先 |
竣工時期: |
2017年10月 |
施工規模: |
壁高:9.5m 延長:7m |
施工面積: |
51㎡ |
使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
法面工事 |
Φ=41.7°、c=6.5KN、γ=20.61KN |
5分・切土、直線形状 |
現場担当営業からの意見と感想
箱型擁壁採用ポイント |
法面の崩落をいち早く復旧する必要から工期短縮ができる箱型擁壁を採用。 |
施工ポイント |
短期間で復旧する必要があり、トンネル、橋という施工条件が良くない場所でしたが、レッカーを使い短時間で積み上げることができました。
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設計ポイント |
幅が狭く高い縦長の擁壁でした。側面の取り合いの設計に苦労しました。
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