施工例
平面折れや曲線部でも容易に施工できる箱型擁壁!
当該現場は敷地拡張するための造成工事(民間)に使用する土留ブロックでした。当初は、大型ブロック(練積み構造)の設計でしたが、計画は用地の制約を受けるために平面折れが点在しており、施工業者様より平面折れや曲線部でも容易に施工できる工種はないかと相談を受けました。そこで、平面折れや曲線部の施工でも実績があり施工性の良い箱型擁壁をご提案したところ採用となりました。出来上がりを確認すると端部、平面折れ部に現場打コンクリートが無く、連続したテクスチャーが確認できるため景観的にも良いものができたと思います。
| 発注者 : |
山口県民間工事 |
| 工事名 : |
岩国若葉園擁壁工事 |
| 現場住所: |
山口県岩国市由宇町 |
| 竣工時期: |
2017年4月 |
| 施工規模: |
壁高:8m 延長:73m |
| 施工面積: |
338㎡ |
| 使用現場 |
設計条件 |
勾配・形状 |
| 宅地造成 |
Φ=30°、c=11.0kN/㎡、γ=19.0kN/㎥ |
1:0.5 盛土・直線・平面折れ |
現場担当営業からの意見と感想
| 箱型擁壁採用ポイント |
平面折れ部でも現場打ちコンクリートを使用せずに積める |
| 施工ポイント |
平面折れが点在していることから、設計と現場での延長とで差異があり、何度も割付修正を行うこととなり苦労しました。
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| 設計ポイント |
設計時には土質試験が無く必要粘着力で設計を進めていました。施工時の土質試験結果で問題はなかったのですが、出来る限り設計時に土質調査を行ったうえで設計するべきだと思いました。
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