「箱型擁壁はよ~曲がる(良く曲がる)!!」クネクネ擁壁

施工例・実績

施工例

「箱型擁壁はよ~曲がる(良く曲がる)!!」クネクネ擁壁


今回ご紹介する現場は、和歌山県中央部の有田郡にある町で、全国的に有名なブランドみかん「有田みかん」の主要産地です。生産量は全国生産量の約1割を占めており、和歌山県で生産されている柑橘の中でも代表的なブランドです。
この地域のみかん畑は急峻な山の斜面にあり、そこに広がるみかん畑の眺めは壮観で、見応えがあります。ご紹介する現場もそんなみかん畑へ続く曲がりくねった山道でした。
今回施工を終えて、思ったことは、「箱型擁壁はよ~曲がる(良く曲がる)!!」でした。一般的な大型ブロックでは現場打ち部が多くて景観や施工性が全然違ったことでしょう。道路が拡幅されトラックで美味しいみかんを快適に運べる道になれば嬉しいですね。

発注者 : 和歌山県有田川町役場 様
工事名 : 町道有原西ケ峯線道路改良工事
現場住所: 和歌山県有田郡有田川町
竣工時期: 2018年7月
施工規模: 壁高:10.0m 延長:55m
施工面積: 430 ㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
道路改良Φ=30.0°、c=10.0kN/㎡、γ=30.0kN/㎥'1:0.6・切土・盛り土、曲線形状


現場担当営業からの意見と感想

 
箱型擁壁採用ポイント 曲がりくねった山道の線形に合わせて積める
施工ポイント ・曲線に加えて縦断勾配なりでの施工だったため、最下段の施工が困難でした。
・現場打部に化粧型枠をすれば尚良くなっていたと思いました。
設計ポイント 現場が山間部で、急傾斜地・曲線・縦断勾配・湧水と悪条件がそろう中、対応できるのが箱型擁壁だけだった。