熊本地震で再利用、そして復旧

施工例・実績

施工例

熊本地震で再利用、そして復旧


熊本地震の物件で既設で箱型擁壁が入っていた現場で再利用して行った現場です。内カーブ・外カーブ・縦断折れ・5分から3分の勾配変化を製品1個で摺付けた現場でした。これだけの要素が詰まった現場で現場打ちを使用せず製品だけで上記の項目を対応できる箱型擁壁の良さがでた現場です。また現場に携わったすべての方々の現場に対する熱意が強かったことが綺麗な現場を構築したと思います。

発注者 : 南阿蘇村役場 様
工事名 : 小規模住宅地区立野地域西道路改良工事
現場住所: 熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野
竣工時期: 2021年7月
施工規模: 壁高:6.8m 延長:109m
施工面積: 629㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
災害復旧Φ=30、c=0、γ=19、kh=0.123分・5分 曲線・直線・縦断折れ・勾配変化


現場担当営業からの意見と感想

 
箱型擁壁採用ポイント 既設で箱型擁壁が入っていた箇所が震災で変位が起きてしまったが再利用できること、C=0で計算書がOKになった、地盤反力が大型ブロックに比べ小さく置換えが不要となったことがポイントとなった。
施工ポイント 内外カーブ、縦断折れ、製品1個で5分から3分に勾配変化をさせるといった積ブロック施工の難しい要素が凝縮した現場でした。施工業者様が丁寧なお仕事される方々で施工能力が高かったことが要因です。
設計ポイント 模型を使用しての打合せをしていた為、内外カーブ、製品小口止め、勾配変化のイメージが分かりやすかった。また比較検討で箱型擁壁は地盤の置換えが不要で、大型ブロックでは置き換えが必要であった。