排水機能の高い箱型擁壁!

施工例・実績

施工例

排水機能の高い箱型擁壁!


現場はもともとフトン篭が設置してあり老朽化が進んでいたため、擁壁にやり替える工事でした。
湧水が多いためフトン篭が設置されていましたが耐久性の面でコンクリート擁壁での検討となりました。法面保護に関しては通常の練積ブロックで問題はありませんが、排水処理に関して水抜きパイプでは不安が残るため、躯体全体からも排水が可能な箱型擁壁が採用されました。
また、小口止めが別途不要な点や現地が曲線区間であったため、曲線施工の自由度が高く施工性に優れた点が採用のポイントとなりました。通常の大型ブロックとの違いである、胴込めに生コンではなく単粒砕石を使用するため、施工段取りにおいて生コン打設、養生期間などがなく工期短縮が図れ、曲線施工においても非常に優れているとのお声をお客様から頂戴しました。

発注者 : 九州農政局肝付中部
農業水利事業所
工事名 : 荒瀬ダム周辺整備工事 肝付中部
(一期・二期)幹支線水路他
現場住所: 鹿児島県肝属郡肝付町
竣工時期: 2018年11月
施工規模: 壁高:6m 延長:28m
施工面積: 98.5㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
道路工事c=7KN/㎡・Φ=25・γ=18.3KN/㎡切土・緑化有り・勾配:1:0.5


現場担当営業からの意見と感想

           
設計ポイント 曲線内で前面の道路との根入れを考慮した平面線形すり合わせ、背面からの特に多い湧水ポイントでの水処理について慎重に検討しました。
採用ポイント 湧水が多い場所で、曲線区間であった為、排水機能及び施工性に優れた箱型擁壁が採用になりました。