湧水が多くても箱型擁壁なら安心

施工例・実績

施工例

湧水が多くても箱型擁壁なら安心


当初の設計では吹付け法枠で計画されていましたが、法面からの湧水が多量であったため箱型擁壁を提案し採用いただきました。
施工は12月と冬場工事であること、上高地に近い場所で非常に気温が低い中での施工でした。
箱型擁壁は、生コンクリートを使用する必要が無いため、ブロック敷設、単粒度砕石の投入と非常にスピーディーに施工を行う事ができました。
当該現場は、上高地の入り口付近で観光客の目にも留まりやすい場所で見た目にも自然に調和した擁壁になったかと思います。

発注者 : 長野県松本建設事務所
工事名 : 平成30年度 防災・安全交付金(安全安心)
災害防除(緊急対策事業)工事
現場住所: 国道158号線 松本市中の湯1工区
竣工時期: 2019年12月
施工規模: 壁高:9m 延長:10.2m
施工面積: 117㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
防災防除c=6KN/㎡・Φ=30・γ=19KN/㎡切土・緑化有り・勾配:1:0.5


現場担当営業からの意見と感想

           
設計ポイント 地山が固く掘削ができない構造のため切土の条件で安定計算をしました。
採用ポイント 湧水が多く高排水性擁壁という点で採用されました。