観光地の景観を考慮して箱型擁壁を採用

施工例・実績

施工例

観光地の景観を考慮して箱型擁壁を採用


既設は重力式擁壁で、老朽化が進み、この擁壁を改修する工事でした。
現場の上には神社があり、石川啄木が学生時代によく訪れ読書を行った場所として、また、大きな岩の割れ目より梅が生えている石割梅などがあり、多くの人が訪れる場所でもあります。
観光地にふさわしい景観性の確保として、城跡の石垣からインスパイアされた景観が好印象だった点も採用の一因となりました。
現場は狭隘な住宅街の中でしたが、大型重機の制限や通行規制の延長が不可能で、生コン打設が最小限にできることも評価され採用に至りました。また、曲線施工箇所もあり、柔軟に対応できる点も高評価をいただきました。

発注者 : 岩手県 盛岡市役所
工事名 : 市道本町通一丁目新庄町
2号線法面補修工事
現場住所: 岩手県盛岡市新庄町地内
竣工時期: 2022年5月
施工規模: 壁高:3.5~8.0m 延長:74.0m
施工面積: 531 ㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
擁壁工事C=10.0KN/㎡・Φ=30.0° γ=17KN/㎡切土・勾配 1:0.5


現場担当営業からの意見と感想

 
施工ポイント 現地の地形が複雑で曲線部分も多かったが、フレキシブルな構造で柔軟に対応できました。
設計ポイント 地山掘削を抑えられる点や曲線対応、現場打部分を少なくできる点などから採用されました。