新東名災害復旧で2列使いの箱型擁壁

施工例・実績

施工例

新東名災害復旧で2列使いの箱型擁壁

雨水により補強土壁が崩壊、排水性に優れた箱型擁壁で復旧!


⾕部に箱型擁壁を設置するため、⽔が箱型擁壁に集まりやすく⽔圧が⼤きくかかることが予想されました。そのため、背⾯側の地⼭と砕⽯層表⾯に排⽔管を設置してもらうことで、残留⽔圧が発⽣しにくいように処置しています。また、H=7mの天端⼩段幅を1.2mにして転落防護柵を⼊れ管理⽤通路も設置しています。これは、現場からの依頼で設計後に必要になりましたが、箱型擁壁が任意に⼩段幅を変えられることが功を奏した形となり問題なく対応できたことも⼤変喜ばれました。

発注者 : NEXCO中日本
工事名 : のり面災害復旧エ
現場住所: 静岡県藤枝市
竣工時期: 2023年10月
施工規模: 壁高:15m  延長:38.5m
施工面積: 660㎡
                               
使用現場設計条件勾配・形状
急傾斜地C=1.3〜500KN/㎡ Φ=15〜40° γ=15〜40KN/㎡6部勾配・直線施⼯


現場担当営業からの意見と感想

 
施工ポイント 地⼭が岩盤のため、端部の基礎との取り合いは全て現場打ちで対応しております。そのことで、位置合わせ等の施⼯が容易になっております。
設計ポイント ⾬⽔により補強⼟壁が崩壊したため、排⽔性が良く施⼯が早い擁壁の提案を求められました。
粘着⼒を⾒てはいけないため、φを40°で検討しましたが、H=15mと⾼く粘着⼒を0では持ちません。そこで、Ahブロックを連結することにより底版幅を2.5mで検討を⾏ったところOKとなり採⽤をいただきました。