2014年 秋号
安全!安心!箱型未来通信
2014年 秋号
秋も深まり、各地から紅葉の便りが届きはじめました。紅葉が終わると冬はすぐにやってきます。長い日本列島、北海道ではすでに初雪の便りもありました。残り少ない秋、月並みですが食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、皆様はどのような秋をお過ごしですか。今年は天候が不順で雨の日が多かったように思いますが、秋が深まるに連れて秋晴れの日が続き紅葉の色づきが良いとのこと。紅葉の写真や秋の食材で美味しい情報などがありましたら是非お知らせ下さい。 さて、今回も全国各地から箱型擁壁の施工事例が届いています。今回の支部長だよりは中・四国支部から広島県安芸の宮島から地元ならではの情報、大阪からは『珍しいもの発見』のコーナーで『河内ワイン』の話題です。京都の紅葉情報も有りますのでどうぞ最後までお付き合い下さい。 |
全国各支部の話題を、都道府県単位でお伝えしていきます。 |
広島と言えばご存知の方も多いと思いますが、厳島神社を紹介します。宮島は、「神をいつきまつる島」から「厳島」と呼ばれるようになったと言われています。古くから島全体が神として信仰され、豊かな自然や伝説が数多く残っている島です。島の最高峰である弥山は原始林におおわれ、その山裾には四季折々に美しい峡谷が訪れる人を魅了しています。 | |
また、瀬戸内海国立公園の一角として特別名勝・特別史跡風致地区、天然記念物などの指定を受けている他、山海の変化に富んだ風光は多くの人に愛され、松島、天橋立とともに日本三景のひとつに数えられています。 満潮時には、海に浮かぶように見える嚴島神社。潮の干満を利用した設計は、海上木造建築物としては例がなく、国際的にみても珍しいもの。世界文化遺産の登録に際しては、建造物と自然の一体的な価値の高さが評価されました。社の後ろにそびえる弥山、前面に広がる瀬戸内海の雄大さと寝殿造りの粋を極めた荘厳華麗な建築美は、訪れる人を宮廷文化へと誘います。 |
広島県の瀬戸内沿岸では様々な「かき祭」が催されています。一番最初に始まったのが「宮島かき祭り」です。宮島の「かき」を観光客に味わってもらおうと、毎年かきが一番おいしくなる2月に開催しています。かき雑炊、フライ、浜焼きなど「かき」をふんだんに使った料理が格安で味わえると大好評。かきの直売コーナーや、「神楽」「和太鼓」が演じられるステージも人気です。 ◆開催日/2月の第2土・日曜 ◆場所/宮島桟橋広場 |
広島の食べ物と言えばもみじ饅頭や牡蠣。実はこれ以外にも有名なものがあります。今回はその広島レモンを紹介します。日本で採れるレモンの65%が広島レモンで日本一の生産量となります。栽培地域はレモン栽培発祥の地といわれる広島県尾道市に位置する瀬戸田町です。その広島レモンを使用した変わった商品をご紹介致します。 |
★広島ハート型レモン 見た目は普通、スライスするたびハートが生まれます。レモンの実がまだ小さくて柔らかい時期に、ハート型や星型の型に入れて育てることで、こんなにかわいい形のレモンができあがります。テレビや新聞にも紹介されて話題になっていますが、生産には手間ひまがかかるため、インターネットはもちろん地元広島でもほとんど出回っていない希少品です。この町で栽培された瀬戸田レモンは、従来行われていた広島県のレモン栽培よりも農薬・化学肥料の使用を50%も削減した安心安全な【エコレモン】として注目されています。価格は6つで約4000円と少し高価。ですが、見た瞬間から幸せな気持ちになれます。形を生かして、紅茶に入れたり、お菓子作りに使用したり・・・。 |
★ローソンで売られているからあげ君が広島レモンとコラボ! 今年の9月9日から発売開始しています。 イラスト入りのからあげ君が隠れていることもあるようですよ! |
★広島レモンパック! レモンの香る果実水マスク。 香料は使用されておらず、取り出すと天然のレモンの香りで癒されます。 3枚入りで約1200円。 |
★レモン鍋! 広島ではスーパーでよく見かけます。名前からするとやたら酸っぱそうなイメージですが、実際にはどんな味なのでしょうか。海鮮系の鍋に合うようで、生臭さを消し、旨味が増すようです。一袋3~4人前で約500円。 新しい広島を知っていただけたでしょうか。広島県にいらした時はチェックしてみて下さい。 |
「事後評価済み技術」 直轄工事等にて活用された後の「試行実証評価」又は「活用効果評価」が実施された技術。 この度、「箱型擁壁工法」が『NETISーV登録』となりました。これからも、自信を持って箱型擁壁をおすすめしてまいります。 |
安全!安心!箱型未来通信では、毎回全国各地から箱型擁壁工法の最新情報を集めお伝え致します。箱型擁壁工法の優位性や施工実績を中心にお伝え致します。 | |
紀北東道路 | 和歌山県 | 伊都郡かつらぎ町笠田東~笠田中地内 |
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道路改良 | 島根県 | 松江市東川津町 |
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急傾斜崩落 | 愛知県 | 豊橋市杉山町 |
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道路改良 | 福島県 | 東白川郡矢祭町 |
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福島県東白川郡矢祭町にて2年に分けて施工しました。今回陰影模様タイプを使用しており、コンクリート独特の日光反射が軽減されて落ち着いた雰囲気で仕上がったと思います。施工も2年に渡り同じ業者さんが受注し、非常に手馴れた施工で迅速に完了できました。 | |
下記よりお客さまや現場担当営業マンの 評価と意見、感想が見られます。 |
道路拡幅 | 福岡県 | 八女市立花町 |
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第三回 「えっ!箱型擁壁って折り曲げれるんですか!」 |
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『ねぇ、ジミー、箱型擁壁は、折り曲げることが出来るんですって。』 | |
『折り曲げる?紙じゃないだから出来るわけ無いよ。だって箱型擁壁はコンクリート製品だよ。硬すぎるよ。』 | |
『そうよねー。でも直角にまで折れるって言うのよ。どうしてかしら、箱型擁壁は意外に柔らかいんじゃないの?』 | |
『そんなことはありませんよ。コンクリート製品ですから、きちんと所定の強度を持っています。折り曲げるとは、組み合わせで角度が付けられるということです。』 | |
『コンクリートの擁壁を曲げて施工できるってことですか?でも僕の家の近くのコンクリート製の擁壁も曲がっているところが有るよ。』 | |
『もちろん箱型擁壁以外のコンクリート製擁壁を曲げて施工することは可能です。でも、その並べ方に秘密が有るんです。』 | |
『並べ方に秘密が有るんですか?』 | |
『そうなんです。箱型擁壁は曲面に敷設する場合、製品を反転して組み合わせることで、最大90°まで製品を曲げることが出来ます。通常のコンクリート製品では、切断するか、折れ曲がる部分を型枠を作成して現場打ち構造にする工法が取られます。しかし、現場での加工は手間がかかる上に、製品の切断は強度的な問題を含んでいます。現場打ちでは、型枠づくりからコンクリート出せる養生、脱型と時間と労力がかかります。簡単に製品を折り曲げて道路の凸凹曲線部にも対応が可能なのが箱型擁壁なんです。』 | |
『そうなんですか。だからきれいな曲線で製品が並べられているんですね。』 | |
『箱型擁壁は階段式に積み上げられますが、どうしてですか?』 | |
『階段式に積み上げるのは、構造的な理由はあるけど、それはまた後日お話します。でも、階段式にすることで幾つか安全面で役に立つことがあります。 ①階段状に敷設すると、小段部に三角形の滑落した空間が生まれます。これにより、曲線部で対向車を見やすくする効果が生まれ、出会い頭の衝突事故が防止出来ます。視覚障害の解消になります。 ②豪雪地帯では一般的なもたれ式擁壁に降った雪は、そのまま道路に滑り落ちますが、箱型擁壁では小段に雪がとどまり滑り落ちません。雪が通行車両の障害となるのを防ぎます。 ③小段により小動物が昇り降りが可能になり、自然環境に配慮が可能となります。』 |
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『箱型擁壁は、通行車両にも小動物にも優しい擁壁なんですね。』 | |
『そうなんです。小段を設けて箱型擁壁を積むと通行する運転者の精神的圧迫を減らすことが出来ます。しかも、工事が早いので生活道路でも住民の方への影響を最小限にくい止められます。』 | |
『そうなんですね。だから箱型擁壁は長く売り続けられているんですね。頼もしいですね。』 | |
To be continued… |
☆ 箱型擁壁協会デスクから一言 ☆ |
秋も深まり、北国や標高の高い場所ではすでに紅葉が終わり雪が積もったとういうニュースを聞きます。皆様のところの紅葉は色づきはじめましたか?関西の紅葉の名所と言えば京都が有名ですね。例年11月末くらいから紅葉が始まります。写真は昨年撮影した写真です。清水寺と高台寺の紅葉の写真です。清水寺は桜の名所として名高いのですが、清水の舞台から眺める紅葉も綺麗ですよ。黄色が多いのは、カエデの木が紅葉しているためです。夜にはライトアップされてとても綺麗ですよ。 |
もう一箇所、豊臣秀吉の妻、ねねが秀吉の菩提を弔うために建てられた高台寺です。安土桃山時代の様式を残す建物と茶室や臥龍池と呼ばれる池が設けられています。紅葉の季節には、池の水面に紅葉した木々が映りとても風情があります。他にも嵐山なども有名ですが、全国からお客さまがお見えになるのでどこに行っても混雑します。人をかき分けながらでも見る価値はありますよ。 『そうだ 京都、行こう!紅葉が始まる』一度訪れてみてはいかがですか。 |
歴史は80年「河内ワイン」 阪神タイガース、USJ、あべのハルカス、グランフロントなど何かと話題に事欠かないここ大阪ですが、今回はあえて個人的主観で河内ワインを紹介致します。それは私が大阪に転勤になった十数年前に突然遭遇しました。会社近くの飲み屋に上司がキープしていたのです!一升瓶のデンとしたお姿!大阪産のワイン?個人的に衝撃的な一夜でありました。(ちなみに山梨等の産地でも一升瓶のワインは昔からあるそうです。テーブルワインの日本スタイルでしょうか。) 調べてみると大阪の河内地方でのワイン生産は80年ほどの歴史があり、味も年々進化し続けているとのこと、これからも楽しみです。秋と言えばボジョレーヌーボーの解禁日をお待ちの方々も多いかと思いますが、私はハルカスに負けじとそびえ立つ河内のヌーボーをお先にいただきま~す。 |