2013年 夏号
安全!安心!箱型未来通信
2013年 夏号
今年の夏は長くなりそうですね。例年にない早い梅雨明けで、もう夏?早っ!チョット焦ります。皆様は今年の夏をどのようにお過ごしになりますか。このところ気象現象をゲリラ的と表現されることが多いですね。突然の豪雨、突然の強風、突然の梅雨明け、なんて雨も風も穏やかにしてくれると助かるのですが。夏本番、海や山へ行かれる際は、ゲリラに、いやゲリラ的な天気にご注意ください。 今回の「安全!安心!箱型未来通信」は、支部長だよりを北海道支部長から「夏の北海道」の話題をお送りします。また、「はこがたトピックス」の「出雲大社遷宮年」は、いよいよ最終回です。他にも「和歌山大水害」復旧の話題、施工実績も多数掲載してお届け致します。どうぞ最後までお付き合い下さい。 |
全国各支部の話題を、都道府県単位でお伝えしていきます。 |
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今回の「取れたて支部便り」は北海道・東北支部が担当させて頂きます。北海道もようやく本格的な夏を迎えました。そんな北海道の夏の到来を告げる催し物があります。それは、「YOSAKOIソーラン祭り」です。1992年第1回を開催して依頼、今年で22回目を数えます。「YOSAKOIソーラン祭り」とは、北海道の初夏の一大イベントで、高知県の「よさこい祭り」と「北海道ソーラン節」を合わせた祭りです。札幌の目抜き通りである大通り公園を中心に、新緑に包まれた爽やかな初夏の札幌が老若男女様々な踊り子たちの舞台へと変わります。 |
そんな「YOSAKOIソーラン祭り」のルールは、二つあります。一つ目は、手に鳴子をもって踊る事。二つ目は、曲にソーラン節のフレーズを入れる事。この二つのルールを守れば、踊り・曲・衣装などはチームの自由です。近頃では地域や国籍の枠を超えて祭りの輪が広がっています。昨年の祭りでは、台湾・ロシア・ブラジルからチームが参加し、各国の文化とYOSAKOIソーランが融合した素晴らしい演舞を披露してくれました。 それだけではありません。踊るだけではなく、観て食べる楽しみも満載で、「北のフードパーク」が大通り公園に開催され、北海道の自慢の味を楽しむことができ大変な賑わいです。 |
粋 ~ IKI ~ 北海学園大学 (2013年大賞受賞チーム) |
ジンギスカン料理 |
ところで暑い夏を乗り切るには何が必要ですか?それはスタミナです! スタミナをつけるにはやっぱり焼肉でしょう!北海道の焼肉といえば「ジンギスカン」です。「ジンギスカン」は、ご存知の通り羊肉料理の一つです。羊肉は、意外かもしれませんが世界では牛や豚よりもたくさんの人に食べられています。 ジンギスカンのルーツは、中国料理「鍋羊肉(コウヤンコウ)」と言われており、それをベースに日本人が食べやすいよう工夫されて、現在のジンギスカンが誕生しました。ジンギスカンには、「生肉」(味のついていない羊肉を焼いてタレにつけて食べる方式)と、「味付き肉」(あらかじめタレにつけ込んだ羊肉を焼く方式)があります。同じ北海道内でも地域による差異がはっきりとしていて、札幌から道南方面は「生肉」、札幌以北及び道東方面は「味付け」が主流です。 |
私のお気に入りのお店は、味付け肉なら北海道滝川市に本店を構え全国チェーンの「松尾ジンギスカン(マツジン)」、生肉なら札幌の「だるま」です。今回は、「だるま」をご紹介します。成吉思汗(ジンギスカン)「だるま」は、すすきのに本・支4店を構え創業58年の歴史を持ち、ANAの機内誌に掲載されたこともあります。数あるジンギスカン店の中で飛び切りの知名度を誇り、ファンも多いことで有名です。店内はカウンターのみで、昔から”おふくろさん”の雰囲気を大事にしています。厚めにスライスした新鮮なマトンは驚くほど柔らかく、付けあわせの野菜は玉ねぎのみだけ。肉はさっぱりしたタレとよくなじみます。仕上げに肉汁と玉ねぎのエキスが混ざったタレに特製のお茶を入れてご飯を頂けば最高です。 | だるま店 外の様子 |
また焼肉に欠かせないのは、ビールです。札幌圏には昔から「ミュンヘン、札幌、ミルウオーキ-」と言われている様に大手ビ-ル会社の工場があります。千歳にはキリンとサッポロ、札幌にはアサヒの工場があります。これらの工場は事前予約をすればビール製造の工程を見学することができます。特にビ-ルを缶・瓶に詰める工程でのスピ-ドはとにかく早く、ただただ驚くばかりです。また見学終了後には工場直送のできたて生ビ-ルを試飲でき、そのできたての美味さは格別です。 北海道にお越しの際は、ジンギスカンとビ-ルを是非ご堪能下さい。 |
安全!安心!箱型未来通信では、毎回全国各地から箱型擁壁工法の最新情報を集めお伝え致します。箱型擁壁工法の優位性や施工実績を中心にお伝え致します。 | |
建築関係 | 新潟県 | 十日町市田沢 |
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建築関係の高盛り土工法 民間造成工事にて施主の要望に一番応えた高盛土工事です。盛土造成後に建築物の基礎工をするため補強土工法は採用できず、かつ敷地を広く活用したいとの要望に箱型擁壁が応えました。背面盛土しながらの施工のため現場打ちコンクリートを使用しないので作業工程が組みやすく施工業者からも好評でした。 |
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下記よりお客さまや現場担当営業マンの 評価と意見、感想が見られます。 |
道路改良 | 千葉県 | 茂原市 |
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H=3~8m×50m施工延長 直線曲線混在5分勾配 トンネル回りの擁壁で、線形が非常に複雑で、打合せ時から頭が混乱する場面も多く施工が始まってからも、施工業者からの質問攻めに合い苦労しました。しかし、完成した状況を見ると、景観性も良く、この線形に対応できたのは、箱型擁壁ならではと強く思います。 |
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下記よりお客さまや現場担当営業マンの 評価と意見、感想が見られます。 |
災害復旧 | 福島県 | いわき市川前町 |
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災害復旧 | 長野県 | 長野市豊野町 |
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工事用道路 | 福井県 | 小浜市熊野 |
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1.はじめに 出雲大社では2008 年4 月20 日に、大国主大神様(おおくにぬしのおおかみさま)を御本殿(ごほんでん)から御仮殿(おかりでん)拝殿(はいでん)に遷すうつす「仮殿遷座祭(かりでんせんざさい)」が開催されました。その後、本殿(ほんでん)の修復や本殿大屋根(ほんでんおおやね)の葺ふき替え工事を行う「平成の大遷宮(だいせんぐう)」が進められました。今回の遷宮(せんぐう)は・・・・ |
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続きはこちらから | 鳥居(鉄筋コンクリート製) |
2.出雲大社の「平成の大遷宮(だいせんぐう)」と伊勢神宮の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の違い | |
「遷宮(せんぐう)」という言葉の意味を辞書で調べてみると、「神殿(しんでん)の改築・修理の前後に神霊(しんれい)を仮殿(かりでん)、または本殿(ほんでん)へ移すこと」と書かれています。簡単に言うと神様のお引っ越しといったところでしょうか。しかし、同じ「遷宮(せんぐう)」でも出雲大社の「平成の大遷宮(だいせんぐう)」と伊勢神宮の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」には、その目的と内容に大きな違いがあります。まず「遷宮(せんぐう)」を行う目的ですが、出雲大社の場合は・・・・・ | |
続きはこちらから | 出雲大社御本殿の 復元模型 (島根県立古代出雲歴史 博物館所蔵) |
3.出雲大社の「平成の大遷宮(だいせんぐう)」を支えた、職人の技 2008年の春に仮殿遷座祭(かりでんせんざさい)が開催された後、その年の暮れから御本殿(ごほんでん)を覆う建物の建設がまり、翌年9 月には大屋根(おおやね)の上に載る千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)の取り下ろし作業が行われました。千木(ちぎ)は屋根の両端で交差している部材で・・・・ |
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続きはこちらから | 檜 皮包丁による整形作業 (写真提供島根県立 古代出雲歴史博物館) |
4.新しく蘇(よみがえ)った出雲大社の御本殿 出雲大社は一般に「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが、正式名称は「いずもおおやしろ」と言います。出雲平野の中央ではなくに近い杵築きづきの地に建てられているため、明治初期頃には「杵築きづき大社」と呼ばれていたそうです。出雲大社は北側に八山(やくもやま)、西側に鶴山(つるやま)、東側に亀山(かめやま)と三方を山に囲まれ、西側には素鵞(そが)川、東側には吉野(よの)川が本殿(ほんでん)に沿って流れています。御本殿(ごほんでん)の回りを発掘すると・・・・ |
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5.おしまいに 「八雲立(やくもた)つ出雲八重垣(いずもやえがき)妻籠(つまごみ)みに八重垣(やえがき)作るその八重垣(やえがき)を」。この歌は、日本最古の和歌と言われており、須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して助けた櫛名田比売(くしなだひめ)との新居の宮を造る前に詠よんだ歌として伝えられています。歌の中に「出雲」という言葉が登場しますが、出雲の地名はこの歌に由来していると言われています。古来より神話の世界と・・・・・ |
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続きはこちらから | 国宝 出雲大社(東側) |
3回にわたり島根県出雲大社の話題を特集致しました。 今年は出雲大社にとって特別な年です。新しくなった出雲大社、是非訪れてみてはいかがですか。 資料提供 島根県立古代出雲歴史博物館 |
被災直後 | 復旧工事中 |
和歌山県日高川町 2011年9月の紀伊半島は未曾有の豪雨により大水害に見舞われました。日高川が氾濫しました。水位は箱型擁壁の13段中8段目付近まで到達していたそうです。この災害により、堤防基礎が洗掘されのり面が崩壊しました。現地で18年前に敷設されていた箱型擁壁が濁流により流されました。今回は、災害発生から箱型擁壁を一部再利用して構築された工事現場での顛末を担当営業マンより伝えてもらいます。箱型擁壁はリユース出来る擁壁として実証されました。 被災状況と採用までの経緯 「損傷のないブロックを再利用、再構築できないか」というお問い合わせを頂いたのが始まりでした。 平成23年の台風により、18年程前に県道の路側拡幅として施工された箱型擁壁が被災しました。 被災状況から推測しますと、台風による河川の氾濫により箱型擁壁の基礎となっていた河川敷が洗堀され基礎部から前に滑り落ちるように崩壊したと思われます。 延長64mのうち、下流側が崩壊しており、上流側の30m程度は持ち応えていました。 持ち応えている箱型擁壁も崩壊部との境付近では、砕石の流出とブロックの変状が見られましたが、ブロックそのものに損傷は見られませんでした。 また、崩壊部のブロックの中でも損傷が見られない物もありました。 そういった状況の中、発注者のご意向は構造的に可能であり、また中越地震での実績もあることから、「再利用・再構築」の案をベースにお手伝いさせて頂きました。 |
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施工の経緯 第一に現場で持ち応えている箱型擁壁の全体的なチェックを行いました。ブロック各段のステップ幅を確認。動きが見られなければ、擁壁として安定していると判断できるからです。 次に崩壊部擁壁との境付近の擁壁の変状と砕石の流出が見られる箇所は、元の設置状況に戻し、健全な擁壁に復旧することにしました。 |
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完成後合成写真 |
☆ 箱型擁壁協会デスクから一言 ☆ | |
関西のおばちゃんのファッションと言えば、ヒョウ柄なんて思っていらっしゃいませんか?確かにヒョウ柄と言うかアニマル柄のファッションを身につける女性は大阪でもよく見かけます。「おばちゃん、そのヒョウ柄のシャツようお似合いでんな、そんなにヒョウ柄が似合うのはおばちゃんとヒョウだけでっせ!」なんてお笑い芸人がネタにしていました。でも、大阪のおばちゃんだけがアニマル柄ファッションを好きなのでしょうか。箱型擁壁協会へ全国各地からいらっしゃる会員社の皆さまは関西以外でもアニマルプリントを着ているとおっしゃいます。東京でもアニマル柄ファッションを着ているおばさま達がたくさんいらっしゃるとか。
以前聞いた話ですが、関西人は、関西エリア以外に住んでも関西弁でしゃべりまくる、関西弁を貫くという話を聞いたことがあります。東京でも関西弁、福岡でも関西弁、東北でも関西弁、関西弁に誇りを持っているみたいです。 |
そんな関西人ですから、言葉だけでなく関西人が大好きなアニマルプリント(好きのかなぁ?)も変えることなく全国各地で披露して広まったのかもしれませんね。テレビなどで関西弁でアニマル柄を身につけたキンキラのファッションのおばさんが、いかにも大阪のおばさん代名詞のように取り上げられたのも要因でしょうか。♪着たい衣服を着てるだけ、悪いことしてないよ~♪ なんて歌も有りましたね、誰の歌か解りますか? でも、アニマル柄ファッションを着て明るく楽しく過ごせるのなら、ヒョウには悪いですが、ヒョウより美しく着こなすヒョウ柄、アニマル柄も有りだと思いませんか。(♪ダイヤモンドです) o.aya |
皆様が作られた俳句、短歌、川柳や写真、イラストを募集します。 お寄せ頂いた作品は当メルマガやホームページで紹介させて頂きます。ジャンルやテーマは問いませんので箱型擁壁協会事務局までお寄せ下さい。ささやかですが紹介させて頂いた作品にはお礼を差し上げます。 ご応募をお待ちしております。 |