2014年 春号

2014年 春号

安全!安心!箱型未来通信

2014年 春号

桜前線はあっという間に日本列島を駆け上がり北の地方からも花だよりが聞こえてくる季節となりました。皆様は、お花見をされましたか?今年の冬は例年になく雪が多く、だれもが待ちわびた春ですが、あっという間に通り過ぎてしまいそうです。
ところで「さくら」の語源をご存知ですか。一説には、花が咲くの「咲く」という動詞を複数形にして「ら」を加えたものと言われています。花=さくらとも言われていますね。他にも 『古事記』に登場する、桜の霊でもある“木花咲耶姫(このはなさくやひめ)”の「さくや」が「さくら」になったとも言われています。
一年の中で4月は新しいスタートがある月です。新入社員の社会人スタート、転勤で新たなスタート、気持ちを切り替えてスタート、消費税値上げスタートなんていうのもありました。あらたなスタート応援しています。
さて、今回は岡山県から満開のさくらの便りがとどきました。また、珍しい「赤いこんにゃく」のお話、全国各地の箱型擁壁施工事例も多数ご紹介しています。どうぞ最後までお付き合いください。

全国各支部の話題を、都道府県単位でお伝えしていきます。
今回は桜の名所『津山城(鶴山公園)』について紹介します。津山城は、本能寺の変で討死した森蘭丸の弟森忠政が、鶴山(つるやま)に築いた平山城(ひらやまじろ)です。明治の廃城令で、建造物はすべて取り壊されましたが、地上から45mに及ぶ立派な石垣が当時の面影を残しています。天守の南東側に位置する備中櫓(びっちゅうやぐら)が、築城400年の記念事業として復元され、平成17年春から一般公開されています。
城跡は『さくら名所百選』にも選ばれた西日本有数の桜の名所として知られ、石垣をバックに桜が乱れ咲く光景は圧巻です。桜の季節には毎年多くの人が訪れ、津山市のシンボル的な場所になっています。取材当日も、駐車場には他府県ナンバーの車が多く、公園内は多くの花見客で賑わっており、BBQやお弁当、写真撮影を楽しまれる方々がたくさんおり、春の穏やかな気候を楽しんでおられました。
ご当地グルメ紹介をさせて頂きます。紹介するのは、ホルモン焼きうどんです。ホルモン焼きうどん発祥の地は定かではありませんが、岡山県津山地域や兵庫県佐用地域で畜産・精肉業が盛んであり、新鮮なホルモンが安く、多く入手できることから、自然とうどんの具材に使用されるようになり、ホルモン焼きうどんが郷土料理となっていったとされています。近年では、B級グルメとして各地域で町おこしの起爆剤としてB-1グランプリなどへも出店しています。このホルモン焼きうどんですが、店舗によって独自のタレがあり、味が異なるので食べ歩きをオススメします。
 
安全!安心!箱型未来通信では、毎回全国各地から箱型擁壁工法の最新情報を集めお伝え致します。箱型擁壁工法の優位性や施工実績を中心にお伝え致します。
箱型擁壁製品紹介
 

トンネル工事 和歌山県  伊都郡かつらぎ町

壁高3m*延長22mのトンネル坑口の5分勾配積み
トンネル坑口で積んだ事例ですが、トンネル周りの模様とマッチして一体感が感じられる出来栄えになりました。道路供用後初めて現場に行きましたが、(目視では有りますが)全く異常はありませんでした。もう少し、外側まで積んだ方が坑口として映えたかもしれません。
下記よりお客さまや現場担当営業マンの
評価と意見、感想が見られます。



造成工事 北海道  歌志内市東光

施工規模 壁高7m*延長167m 
廃棄物焼却処分施設の用地確保のための土留め

廃棄物焼却処分施設の建設用地を造成するために、ズリ山を切って箱型擁壁で土留めをしました。建築部の着工時期が決まっていたため、擁壁の施工にはスピードと確実性が要求されました。雨が降る度にズリ山を流れる沢の水が溢れ出し、現場が水浸しになったり地山の一部が崩れたりしましたが、箱型擁壁の施工はほとんど中断せずに出来たため、建築部着工前に施工を終えることができ、発注機関や施工業者から高い評価をいただきました。
下記よりお客さまや現場担当営業マンの
評価と意見、感想が見られます。



災害復旧 鹿児島県  志布志市 志布志町田之浦地内

壁高7mx延長9m 生活道路の災害復旧工事
災害復旧事業で被災箇所が生活道路の機能を有した道路であった為、通行止めが不可(片側通行が条件)の現場でした。補強土壁・L型擁壁・EPS工法等との比較で、擁壁の床堀影響が最少であった箱型擁壁を採用していただきました。現場での作業スペースがあまり広くなく最初は施工に時間がかかりましたが、段数が上がるにつれて製品重量も比較的軽かった為作業スピードも上がって、作業効率はよいと評価をいただきました。
下記よりお客さまや現場担当営業マンの
評価と意見、感想が見られます。



道路改良 鹿児島県  肝属郡錦江町馬場地内

壁高4~12m 延長56m 道路改良工事    
補強土壁・大型ブロック工法との比較で、主に施工性、経済性の特長より箱型擁壁工法を採用していただきました。現場では現道への床堀影響も他工法より優位で、比較的スムーズに施工することができました。箱型擁壁の様々な特長が活かされた現場であったと思います。
下記よりお客さまや現場担当営業マンの
評価と意見、感想が見られます。



道路改良 富山県  高岡市福岡町西明寺

壁高4~12m 延長56m 道路改良工事
設計委託が出ていないか調べコンサルにPR。ちょうど良い工法が無いか検討していた所で(箱型・L型・場所打ち擁壁)比較検討の結果 最も現道に近い形で復旧でき、耐震性に優れ、工期が早いと言う事で採用頂けました。
下記よりお客さまや現場担当営業マンの
評価と意見、感想が見られます。



第一回 「えっ!箱型擁壁は20年の実績があるんですか!」

『箱型擁壁は20年も前から実績が有るだって、ネバリー知ってた?』
『うん、箱つよしさんが教えてくれたわ。コンクリート製の擁壁本体の形は変わっていないんですって。でも、製品の施工法が少しづつ修正されて進化しているそうよ。』
『ぼくたちが生まれる前から有るなんてすごいねー。でもどうして施工方法を修正しなければならないいんですか?』
『それは、箱型擁壁が誕生してから20年の間に全国各地で大きな地震が発生していますね。箱型擁壁は耐震性擁壁として、過去の地震災害をこま目に検証して、分析の結果から施工方法の改善を繰り返し行ってきたからんですよ。』
『全国各地で地震が起きているようですが、箱型擁壁が大きな地震で被災して崩れたことはあるんですか?』
『幸いにも、箱型擁壁が崩壊してライフラインに影響を与えた例は1例もありませんよ。でも箱型擁壁が接する基礎地盤や背面地盤が変異した影響で、軽微なズレが生じていた例は幾つかありましたね。』
『そうなんですか。ジミーに聞いたんですが、新潟県中越地震の時には、震央から数百メートルの地点で箱型擁壁が被災したって聞きましたけど、大丈夫だったんですか?』
『新潟県川口町木沢地区の事例ですね。この現場については、調査報告書がありますから見てください。被災直後から、復旧まで時系列で詳しく記録されていますよ。』
中越地震調査報告 https://hakogata.com//jishin/n_report.html
『ほんとうですね、詳しく記録が残されています。でも、復旧工事の際に、被災した箱型擁壁をもう一回使っていますが、予算が足りなかったんですか?』
『そうではないんです。新しい製品を使う必要がなかったんです。箱型擁壁はコンクリートを使わないで構築されます。逆に言うと積み直しが出来る擁壁なんですよ。この事例では、被災でクラックが入った製品をわずか交換しただけで、ほとんどの製品が再利用されています。積み直しが出来る擁壁は他には有りませんよ。』
『箱型擁壁が20年間も使われ続けている理由が解りました。地震に強くて積み直しが出来るからなんですね。』
『いやいや、それだけでは無いんです。他にもたくさん箱型擁壁のいいところがあるから長く使われ続けているんですよ。これから少しづ箱型擁壁について教えてあげますね。』
『ハァーイ! 箱つよしさん よろしくお願いします。』
  To be continued…


☆ 箱型擁壁協会デスクから一言 ☆
関西人はとかく「せっかち」だと言われていませんか。確かに関西の男性で、ご飯もお風呂も、トイレまで早く済ませる方はいるようです。 「そんなに急いでどこへ行くの?」と聞きたくなってしまいます。これは裏を返せば時間を惜しんでバリバリ働く人、つまり「仕事が出来る人」ともとれます。頼もしく働く男性の背中に女性は好意を持つものです。
でも関西ではただバリバリ働くだけではモテませんよ。必ず「一緒にいて面白い人」という条件がつくんです。人を笑わせるには、大きな身振り手振り、大きな声と頭の回転の早さが必要なようです。それと「アホですわ」なんて自分でボケる自虐ネタが笑わせるコツのようです。笑わせるというよりモテるコツと関西の男性は思っているようです。その反面、ガサツで、お金にせこい、笑わせるのはうまいけどムードづくりが下手、なんて言われているようです。
関西以外の女性の皆さん、とにかく明るくて楽しい人がタイプなら関西の男性はややお勧めですよ。「なんでやねん!」バシッ(ツッコミの平手打ち」


こんにゃくといえば灰色や白色を思い浮かべる人が多いと思います。ところが、真っ赤なこんにゃくを昔から食している地域が有ります。場所は滋賀県の中程、琵琶湖東岸に位置する近江八幡市付近になります。一般的なスーパーや食料品店で販売されていて、冠婚葬祭にはかかせない食材となっています。一見、まぐろの赤身や煉瓦の色のようなインパクトのある赤です。唐辛子が入っているわけではありません。味わいは普通のこんにゃくと変わらず、田楽やおでん、煮物等同様に楽しめます。

赤いこんにゃくがなぜ作られたのか、当時の正確な資料は残されていません。一説には、織田信長が派手好きだったことから、こんにゃくまでも赤く染めてしまったと言われています。他に、地元の祭りが関係しているという説や近江商人のアイデアではないかという説もあります。
この独特の赤色は、三二酸化鉄という食品添加物(体に影響はありません)によるもで、食物繊維、カルシウム、鉄分を多く含み、特に女性にお勧めです。通販でも扱っている店舗がありますので、一度食してみてはいかがでしょうか。

今回購入した3タイプです