2015年 夏号

2015年 夏号

安全!安心!箱型未来通信

2015年 夏号

いよいよ待ちに待った夏がやってきました。夏といえば様々な風物詩があります。海水浴、高校野球、ビヤガーデン、夕立、ひまわり、夏祭り、と数え上げたら切りがありません。皆様はこの夏どのような風物詩を楽しまれますか。ある調査によると夏の風物詩ベスト3は、1位-花火、2位-風鈴、3位-盆踊り、祭り だそうです。夏の思い出たくさん出来るといいですね。
さて、今回も全国5ヶ所から施工事例の報告が届いています。「取れたて支部長だより」は、夏の汗を流してくれる温泉の話題を岐阜県からお届けします。「おもしろいもの発見」のコーナーもあります。どうぞ最後までおつきあいください。

全国各支部の話題を、都道府県単位でお伝えしていきます。
岐阜県は、飛山濃水といわれるように自然が豊かです。また、岐阜県の温泉は、全11の泉質のうち、8種類もの泉質を誇ります。冬は、高山や白川郷合掌造り集落で、懐かしい日本の良さを満喫した後は、雪景色の中でお湯を堪能できる飛騨の温泉へ。夏は、鵜飼でゆったりとした時間を過ごした後は、岐阜・長良川温泉へ。どうぞ岐阜県がほこる温泉へお越しください。

下呂温泉
岐阜県の温泉といえばまず、下呂温泉です。草津、有馬とならんで日本3大名泉の一つに数えられています。あたりがやわらかくてほのかに香る泉質は、お肌がすべすべになると評判の美人の湯で、リピーターたちをひきつけてやみません。温泉街には60軒ほどのホテル、旅館が立ち並んでいますが、下呂大橋の河原には噴泉地無料露天風呂があるほか、街のあちらこちらに足湯や立ち寄り湯があるので、外湯巡りも楽しいですよ。
北アルプスの山麓に抱かれた平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地からなる奥飛騨温泉郷は、露天風呂の数が日本一!なかでもぜひ立ち寄っていただきたいのが、奥飛騨温泉郷の玄関口にあたる平湯温泉と最奥部にある新穂高温泉です。乗鞍や上高地へ便利な温泉地。その疲労回復効果は折り紙付です。新穂高温泉は、北アルプスの山々を間近に望むことができる眺望抜群の露天風呂が自慢。自然と一体になったような開放感で、日頃の疲れがリセットできますよ。
奥飛騨温泉郷
長良川温泉は、日本遺産1号に認定された岐阜市にあります。織田信長が居城とした岐阜城を戴く金華山の西麓、長良川畔の両岸にある温泉地です。露天風呂につかりながら、岐阜城の雄姿を眺めれば、天下統一を夢見た信長の心境に近づけるかもしれません。毎年5月から10月までの期間には、日本書紀や古事記にも記述が残る伝統漁法・長良川鵜飼が行われます。かがり火を灯した鵜船の鵜匠が「ホウホウ」とかけ声をだしながら鵜を操り、鮎を捕る風景は迫力満点です。
 
安全!安心!箱型未来通信では、毎回全国各地から箱型擁壁工法の最新情報を集めお伝え致します。箱型擁壁工法の優位性や施工実績を中心にお伝え致します。
箱型擁壁製品紹介
 

震災関連 宮城県  高台移転の取付道路でご採用いただきました。

宮城県本吉郡南三陸町 高台移転工事の取付道路
震災復興事業の高台移転造成地との接続道路に構築された切土擁壁です。現地は道路の縦断勾配や曲線線形の制約があり、経済性・安全性・施工性の良さでご採用いただきました。工事は宅地造成と擁壁工事が同時進行のため、施工時間の制約がありました。しかし、箱型擁壁工法は、使用部材がコンクリートブロックと単粒度砕石のみで生コンを使用しない工法のため材料待ちのロスもなく、作業も左右に工区分けをして施工していただいたため、スムーズに進行することが出来ました。箱型擁壁の特長を最も生かせた現場でもあったと思います。狭い現場、片道通行等の厳しい条件等の制約がある中、少しでも工期短縮に貢献できたのではないかと関係した方々に感謝しています。
下記より現場担当営業マンの評価と意見、感想が見られます。


凍上被害改修 北海道  箱型擁壁は凍害を受けません!!!

北海道網走南ヶ丘高校擁壁改修工事
北海道網走地区は極寒地区であり冬場で-20度程度になる地域です。従来、学校の外構にプレキャストL型擁壁が設けられていましたが、凍害によって縦壁がたわみ(たおれ)が生じ擁壁性能を満足できなくなった為、擁壁の改修工事となりました。発注者様より絶対凍害を起こさない擁壁を探されていて箱型擁壁をご紹介しました。施工に関しても学校の冬休み(約1ヶ月)ですべて改修工事を終えなければならない条件がありました。箱型擁壁の特徴でもある単粒土砕石のみを使用し、生コンを使わないため冬期の養生を必要としない工法のため、天候や気温に左右されずに工期短縮を図り、無事工期内で完成し喜んで頂けました。
下記より現場担当営業マンの評価と意見、感想が見られます。


歩道整備 新潟県  農業用水路を擁壁前面に設置した箱型擁壁

一般県道西飛山能生線防災安全歩道整備工事 糸魚川市藤後地内
この工事は現道そのままに歩道設置が主な目的であった。道路下の田んぼまでのスペースが狭く3分より勾配を緩くすることは不可能であった。また擁壁中程に水路が必要となり基礎高さでの支持力の数値等を勘案して3工法(ブロック積み、L型擁壁、箱型擁壁)で比較した中で唯一全ての条件を満足できる箱型擁壁で施工することとなった。やはり箱型擁壁の特長である反転設置して水路スペースが確保できたことが採用の決め手である。
当該現場は新潟県の最も西に位置する糸魚川市にて海岸線に沿って走る国道8号線から山手へ10km程に施工現場は位置する。その先には冬場シーズンになると積雪量が3mを超えるシャルマン火打スキー場がある。
下記より現場担当営業マンの評価と意見、感想が見られます。


トンネル坑口 福井県  気分爽快な擁壁!それが箱型擁壁!!!

道路改良工事(社会資本整備総合交付金)砂山トンネル
本現場のご設計を担当されたコンサル様は、弊社からの提案により初めて箱型擁壁の存在を知ったという経緯がありました。そのこともあり比較検討において大型ブロック積擁壁に比べ2倍以上の経済効果が出る結果をみて大変驚かれていたことを今でも覚えています。また、施工現場においても施工性の良さに施工業者さんから好評価をいただくことができ、設計から施工までとても気分爽快な現場となりました。また、施工箇所は新設された砂山トンネルの坑口部に設けられており完成後は真新しさが際立ちとてもきれいな仕上がりとなっています。その砂山トンネルは、福井市と大野市を結ぶ国道158号線(通称:美濃街道)沿いの大野市清瀧~鍬掛に設けられております。
鍬掛方面にトンネルを抜けると大野盆地が現れのどかな田園風景が広がります。また、現場近くには、天空の城としてメディアでも取り上げられました越前大野城が亀山の山頂に築かれております。麓に広がる城下町が雲海に包まれ城だけが浮かんで見える日に天空の城が現れます。11月頃が最も出現しやすい時期となりますので、是非お越しください。但し、箱型擁壁は必ず見れますが天空の城が見れなかったらごめんなさい・・・。
下記より現場担当営業マンの評価と意見、感想が見られます。


災害復旧 宮崎県  施工スペースの少ない箱型擁壁

第344号沖ノ尾線道路災害復旧工事
災害復旧の現場でした。当初は、箱型擁壁と大型ブロックとの比較が有りましたが、施工性の良い箱型擁壁を採用して頂きました。実際の現場は製品・資材の搬入路も狭く、施工スペースも少ない現場でしたが、製品重量が軽く・生コンを使用しない為天候にも左右されず、また熟練工を必要としない事で、非常に良い評価を得ることができました。
下記より現場担当営業マンの評価と意見、感想が見られます。



「NETIS(新技術情報提供システム)とは、民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されています。(New Technology Information System)の頭文字を取り、ネティスと呼称されています。
NETIS(評価情報)には、各地方整備局等の新技術活用評価会議による事前審査、事後評価結果に関する情報等が掲載されています。
識別記号 継続調査等の対象としない技術・・・・・・・・・NETIS番号の末尾(-VE)
継続調査の対象となった技術・・・・・・・・・・・NETIS番号の末尾(-VR)
従来の実施要領による評価技術・・・・・・・・・NETIS番号の末尾(-V)
評価情報が掲載されていない技術・・・・・・・NETIS番号の末尾(-A)
このたび、箱型擁壁工法は、「 -V 」登録から「 -VE 」登録【事後評価済み技術】に登録が変わりました。
「-VE」登録とは、評価会議により、継続調査等が不要と判断された技術です。つまり、活用後の活用効果調査表の作成が不要となります。
この新技術を活用するとどんな良いことがあるのでしょうか?
例えば、試行申請型(請負契約締結後提案の場合)及び施工者希望型により、施工される方が新技術をご提案頂き、実際に工事で活用された場合は活用の効果に応じて工事成績評定での加点対象となります。この際、「-V」登録では活用効果調査表の作成が必要ですが、「-VE」登録の場合は、事後評価済み技術のため必要有りません。


今回の面白い物の紹介はいつものおいしい名物系ではなく・・・それは・・・誰もが知る「東京駅」です。東京駅といえば日本の鉄道路線の中心駅で多くの人々が行き交う超有名な場所ですが、その中身は時代に合わせ常に進化し続けているとても面白い駅でもあります。丸の内口でその建築の歴史を感じるのもよし、八重洲口で買い物、または美味しい物を味わうのもよしと楽しみ方は本当に自由自在であります。
赤レンガ造りの丸の内口駅舎は辰野金吾らが設計したもので、1914年に竣工し、今年はちょうど100周年となります。
太平洋戦争の東京大空襲で焼夷弾が着弾し、大火災となりました。そのため、レンガ造壁とコンクリート造床の構造体は残りましたが、鉄骨造の屋根は焼け落ち、内装も大半が失われてしまいました。
2007年からの改修工事で消失した屋根と天井部分が復元され開業当時の姿を取り戻しました。
最近は東京キャラクターストリートが人気とか・・・。
大手テレビ局のオフィシャルショップや、ハローキティやリラックマ、ウルトラマン、プリキュアなど、人気キャラクターのショップが大集合したファンにはたまらないストリートです。
老若男女、外国人を問わず大勢の方が訪れ人の波が絶えません。面白いものの宝庫です。

ご旅行やお仕事で東京にお越しの際は帰る前の最後のひと時は是非、東京駅にてあなたの面白い物探しをされてはいかがでしょうか。

箱型擁壁協会の
新キャラクターの名前を募集します!
箱型擁壁の新キャラクターに皆様で名前を付けて下さい。下のキャラクターのイメージを参考にして親しみやすい名前をお願いします。
〈キャラのコンセプト〉
近年の建設現場では、規模の大型化を反映して建設機械の大型化や自動化が進んでいるように見受けます。しかもそれらの多くは、コンピューターで制御されヒューマンエラーを無くすような安全設計なっていると聞きます。近い将来、建設機械を人間ではなく、ロボットが扱う時代が来るかもしれませんね。
そんな時代を先取りして箱型擁壁協会ではいち早くロボットの博士キャラを導入することにしました。すみませんキャラだけで現実のロボットではありません、あしからず。このロボットの博士は箱型擁壁のことならなんでも知っていて、土木技術にも精通したロボット博士キャラです。残念なことにまだ名前がありません。研究熱心で、どんなことにも一生懸命取り組むロボットの博士です。こんな彼に、ピッタリの名前を付けてください。よろしくお願い致します。
バナーをクリックして応募してください。
安全、安心、箱型擁壁通信 の2015/秋号にてキャラクター名を発表させていただきます。
採用させていただいた方には、お礼を差し上げます。

☆ 箱型擁壁協会デスクから一言 ☆
関西人のことばシリーズの続きです。
関西人がよく使う「知らんけど」ほど便利な言葉はないと思います。 「そうやと思うで!知らんけど」「たぶんそうなんちゃう?知らんけど」「いやいや絶対違うと思うで!知らんけど」 関西人の会話のなかでよく聞く言葉です。「知らんけど」を付ける言い方には 「~らしいで!知らんけど」 「いやいやそうやねんて、知らんけど」 「~ちゃうの?知らんけど」 「そりゃ~やろ!知らんけど」 などがあります。
また結果が行ったことと違っても「だから知らんけどって言うたやん」と言い訳にも使える便利な言葉です。
関西人以外の方がお聞きになると不愉快に感じると聞きましたがいかがでしょうか。関西人が使う「~知らんけど」は無責任な言葉に聞こえますが、知ったかぶりと取られないためのデリケートな表現なんです。相手への思いやりや、鵜呑みにしないデリカシー、へりくだり、柔軟性などが込められているようです、知らんけど。
無意識に使う言葉ですので、額面通り本気でお聞きにならないでください。関西以外の方、誤解しないでください。